転職という言葉に感じる違和感

これまで 2 度ほど転職を経験しました。

大学卒業後、最初に就職したのは某電機大手の子会社で、グループ企業が開発したアプリケーションの導入支援 SE を主にやっていました。
2 社目は、自社で開発したウェブサービスを ASP で顧客に提供している会社で、システム開発を担当していました。自社の ASP サービスであるため、保守作業や機能追加が多かったです。
3 社目は現在の所属になるのですが、ウェブシステムを主とする、顧客から請け負ったシステム開発を行っている会社です。新規に開発する案件が多いため、新しい技術を採用しやすいのが 2 社目との大きな違いでしょうか。

さて、冒頭でも「2 度ほど転職」という言葉を使っているのですが、この転職という言葉の響きには違和感を感じています。
日本語には他に適切な言葉が無いため仕方なく使ってはいるのですが、いずれの転職の場合も別に職業が変わったわけではないからです。

確かに仕事の内容には変化があります。よりオープン寄りに、より開発寄りに変わってきています。
ですが、会社が変わっても劇的に仕事の内容が変わったわけではなく、比較的緩やかな変化でしかなかったです。
IT 業界と無縁な人に対しては違いを説明するのも難しいくらいなので、どうも「職業を転じた」という程のインパクトは無いわけです。

絵描きが魚屋になったり、弁護士が大工になったりすればそれはもう間違いなく転職といっていいと思うのですが、同じ業界で会社を変えるのはせいぜい「転社」くらいの表現でいいじゃないでしょうかね。

幸いにして良い会社に恵まれたので、いずれの「転社」もその結果には満足しています。
「転職」となると人生の大きな賭けかもしれませんが、それまでのキャリアが活かせる「転社」であれば、人生の幅が広がる良いきっかけになり得ます。
あまりに頻繁な「転社」は履歴書を汚すだけですが、適度にキャリアを伸ばしていくために、適度な「転社」をお勧めします。

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