Home JavaScript Greasemonkey PHP

Twitter でホーム TL を汚さずに気になる人を補足する2つの方法2010-10-02


Twitter をやっていると、色々なユーザをフォローするにあたって大きく 2 つの方針があるように思います。

まず 1 つ目は、フォロワの発言を基本的に全部読めるように厳選して TL を構築する方針です。Twitter を始めた当初はこういうパターンの使い方が多いのではないでしょうか?メッセンジャー的、あるいは SNS 的使い方と言えます。
これを厳選 TL と呼びましょう。

そして 2 つ目は、もっとフォロワの範囲を拡大して、未読の発言が流れていっても気にしない方針です。フォロワが増えていくにしたがって、全部の発言を追えなくなると、どこかのタイミングでこういうターニングポイントがやってくる人が多そうです。開き直って、どんどんフォロワーを増やし続けるパターンも見受けられます。これは、ストリーミング的な使い方で、雰囲気としては TV のザッピングに似ていますね。
こちらは、ストリーム TL と呼ぶことにします。

もちろん、厳選 TL とストリーム TL の境界は曖昧でその中間的な状態という場合も多いでしょう。

さて、「知らない人をフォローすること」と独創性 | WIRED VISION という記事とか、フォロワがいっぱいいて Twitter 充している人なんかを見ていると、Twitter の一番面白い使い方は、ストリーム TL ではないか、という気がしてきます。
だけど、せっかく構築した自分の厳選 TL に大量のフォロワを追加して、ストリーム化させてしまうのには躊躇する人も多いのではないでしょうか?

自分自身、すでにある程度ストリーム化した TL にはなっていますが、ざっくりと議論を追ったりは出来る厳選 TL 的な要素も残っています。ストリーム TL の面白さを追求してみたいとは思うのですが、これ以上フォロワを増やすと厳選 TL の要素が無くなって完全なストリーム TL になってしまうので、それは避けたいという気持ちもあります。

ではどうすればいいでしょう?

サブ垢の利用

まず思いつくのは、もう1つのサブアカウントを取得して、目的別に使い分けるという事です。この方法は、厳選 TL とストリーム TL をそれぞれ綺麗に分離することが出来ます。マルチアカウントに対応したクライアントアプリを使えば、TL を見るには困らなさそうですが、ちょっとした問題があります。

ストリーム TL からザッピングして、ちょっと返信を付けたり、RT したりしたい時は、やはりメインのアカウントでやりたいのですが、その度にいちいちアカウントを切り替えるのは面倒です。あるいは、ストリーム TL で気に入ったユーザがいたから厳選 TL に組み込みたい時なども面倒ですね。
とかく、複数のアカウントを使い分けて何かするというのは面倒になりがちなので、この方法はボツです。

非フォローリストの利用

これが本命です。
今の Twitter には、「リスト」というユーザをグループ分けする機能があるのですが、このリストに追加するユーザについては、自分でフォローしている必要がありません。

そこで、フォローしないままリストにどんどんユーザを追加して、そのリストをストリーム TL として参照します。この場合、ホーム TL (=厳選 TL) とストリーム TL が混在することなく存在し、また、自分のアカウントは 1 つなので、返信や RT を行ったり、厳選 TL に組み込んだりするのもスムーズですね。

さらに、リストの設定にはプライベートモード (自分以外に非公開) というものも存在するので、「フォローするまでもない」と判断したことを本人に知られたくない場合や、ストーk 恥ずかしがり屋なあなたも安心です。

ところで、確かに気になる発言はあるものの、Tweet の絶対数が少なくてあっさり見落としてしまうような人を、確実に補足するにはどうしたらいいのでしょうか?
この場合、流し読み前提のストリーム TL は適当ではありません。

ユーザ RSS の利用

そこで出てくるのが ユーザ RSS です。RSS とは何かについては、ここでは言及しませんが、Twitter では一人一人のユーザごとに、そのユーザの発言だけが含まれる RSS が生成されています。
具体的には、以下のような URL です。

http://twitter.com/statuses/user_timeline/{userId}.rss

{userId} の部分には、対象となるユーザのユーザ ID (数値) もしくはスクリーンネームが入ります。ユーザ ID はやや専門的になるので置いておいて、スクリーンネームは各ユーザのプロフィールページの URL などに含まれる、ユーザを個々に識別できる英数字の文字列のことです。

この RSS を任意の RSS リーダに登録して購読すれば、そのユーザの全ての発言を漏れなく拾うことが可能になります。(*1)

これまた本人には知られないないですし、しかも Google リーダーなどに登録してしまえば、過去の発言の検索性も上がるので、情報源として Twitter を利用したい場合は非常に助かります。ストーk 恥ずかしがり屋のあなたには、願ったり叶ったりな状況になりますね。

そんなわけで、新たなフォロワを増やすことなく、気になる人を補足する方法を 2 つほど紹介しました。Twitter の使い方に正解などは無いと思っていますが、自分好みの使い方をする上での一助となれば幸いです。

*1 厳密に言えば、RSS リーダーのクロール速度を、ユーザの発言速度が上回った場合に取りこぼしが発生する可能性があります。

カテゴリ: Technology タグ: twitter