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別の PC のサービスをリモートで再起動する方法2009-03-13


普段仕事中は、2台の PC を使って作業をしています。
Synergy でキーボード共有をしていてウハウハなのですが、時たま調子が悪くなります。そんなときは、2台の PC のSynergy サービスを再起動すればいいんですが、そのためだけにわざわざサブ PC のキーボードを取り出すのはスマートじゃありません。

そこで、メイン PC から直接サブ PC のサービスを再起動するのですが、リモートでサービスをコントロールする方法が世間では意外と知られていないようなので、紹介してみようと思います。

使うのは mmc.exe というプログラムです。Win2k から標準搭載されています。

まず、Win+R (ファイル名を指定して実行) を呼び出し、mmc とタイプして Enter。mmc を立ち上げます。
次に、Ctrl+M (ファイル→スナップインの追加と削除) を選択し、Alt+D (追加ボタン) を押します。
スナップインの一覧が表示されたらその中から「サービス」を選択し、Alt+A (追加ボタン) を押します。

次がポイントになるのですが、サービスのスナップインを追加しようとする際に、接続先の PC を入力できるようになっています。ここで、Alt+A (別のコンピュータ) を選択し、「\\コンピュータ名」もしくは「\\IP」を入力して、Enter (完了ボタン) を押します。

ここまで出来たら、これまで開いたダイアログを閉じていくと、mmc 上にリモートコンピュータのサービスが参照できるようになっているので、サービスの起動も終了も思いのままになります。
もちろん、メイン PC でログオンしているユーザが、サブ PC の管理者権限を持っている事は必須ですので、その点はご注意を。

さてここではサービスを例にしましたが、mmc に追加できるスナップインはサービスだけでなく、他にも色々な事が出来ます。
その最たる例が「コンピュータの管理」スナップインで、これを追加すれば、リモートコンピュータに対して、サービスの再起動は元より、共有フォルダの追加、ローカルユーザの追加、イベントログの参照 etc. の事が出来てしまいます。

また、頻繁に使うようならば、開いたスナップインの状態を *.msc ファイルとして保存する事も出来ます。
*.msc ファイルのデフォルトの保存先はスタートメニューの管理ツール内で、次にそれを選べば関連づけられた mmc がすぐ立ち上がるという親切設計です。

そんなわけで、一度使うと手放せないツール mmc 。複数台の PC を使うならお勧めです。